intellipark 対応をしてみる
WesternDigital 製の2TBハードディスク WD20EARS ( Caviar Green シリーズ )はくせもので、エコ対応とかで、「intellipark」なるものがある。
なんでも、8秒間アクセスが無いと、ヘッダピンが退避してしまう技術らしい。
データ保存専用のハードディスクなら問題無いのだが、 ブートディスクなどの場合、レスポンスの悪化や寿命を短くする可能性もある。
※ intellipark 問題は、現在は無くなっているようです。
そこで、「intellipark」回避用のシェルを作成してみました。
SystemVInit 版
#!/bin/bash
trap ” SIGHUP
trap ” SIGINT
function loopAction() {
while true; do
date > /tmp/disable-intellipark;
sleep 5;
done
}
loopAction &
このソースコードを『disable-intellipark』 として保存。
※ ソースコードが読める人は分かると思いますが、『/tmp』 のパーティションが含まれているハードディスクのみを対象としています。対象のハードディスクが別の場合は、修正してください。(パーティション毎ではなく、ハードディスク毎でOK)
続いて以下のコマンドを実行。(スーパーユーザー権限が必要です。)
[root]# cp disable-intellipark /etc/init.d/
[root]# cd /etc/rc3.d/
[root]# ln -s ../init.d/S99disable-intellipark ./
[root]# cd /etc/rc5.d/
[root]# ln -s ../init.d/S99disable-intellipark ./
※ この方法では、runlevel 3 及び 5 に対し行うようにしています。(通常は runlevel 5)
思い当たるフシがある人は、組み込んでみては如何がでしょうか?
※ advanced format に関しては、Fedora 14 以降は対応済なので、特に気にする必要は無いだろう。
Systemd 対応版
Systemd ( Fedora15 以降 ) 対応版を作成しました。
ダウンロード (.tar.gz ) ファイル BSD ライセンス
disable-intellipark-pack-1-0-1.tar.gz
解凍方法
- GUI … ダブルクリックで解凍できます。
- CLI … 「tar zxvf disable-intellipark-pack-1-0-1.tgz」で解凍できます。
インストール方法は、 ファイル内の「ReadMe.txt」(utf-8)を参照して下さい。
※ バグがあったので修正しました。()