ハードウェア情報を取得する
Fedora25 では Wayland がデフォルトになっており、Wayland 対応の GUI ハードウェア情報ツールは現状では見つからない。(2017年6月現在)
そこで、コマンドラインツールでハードウェア情報を取得する方法を説明しようと思う。
インストール
『lshw』(パッケージ名:lshw)と言うハードウェア情報取得コマンドが存在するので、それをインストールする。
※ 『lshw-gui』と言う GUI フロントエンドも存在するが、Xorgモードでしか動作しない。Wayland 上でも動作します。
$ sudo dnf install lshw lshw-gui
これでインストールは完了だ。
ハードウェア情報取得
※ このコマンドは管理者権限で実行する必要があります。
コマンド名も『lshw』だ。
$ sudo lshw | less
※ ココで『less』コマンドにパイプしているのは、情報が多い事と検索を行う事を目的としています。
※ less コマンドの詳細は、『man less』で調べて下さい。
less コマンドの基本的な使い方
- 『/キーワード』 … 末尾に向かってキーワードを検索。
- 『?キーワード』 … 先頭に向かってキーワードを検索。
- Ctrl +『f』 … 末尾に向かってページ移動。
- Ctrl +『b』 … 先頭に向かってページ移動。
- 『q』 … 終了。
『lshw』コマンドで得られる情報は多岐にわたり、マザーボードの情報や BIOS のバージョン、メモリの型番やグラフィックカードの情報なども含まれます。
末尾に『:』が表示されている状態で『/BIOS』と入力してみます。
末尾に『:』が表示されている状態で今度は『/memory』と入力してみます。
末尾に『:』が表示されている状態で今度は『/display』と入力してみます。
※ メーカー名などの情報は、OEM が存在する関係上、正しいとは言えません。『vender』はあくまでも制作社名であって、メーカー名(提供社名)とは同一ではありません。