Python の GraphicsMagick モジュールをインストールする
GraphicsMagick とは ImageMagick と呼ばれていたモノの後継で、画像の様々な変換を行うことが出来る。
その Python 向けのモジュールである「pgmagick」のインストール方法について解説する。
必要なパッケージをインストールする
色々調べてみたのだが、「pgmagick」のパッケージ版は存在なかった。
そこで、本家のサイトを参考にして、次のパッケージを先にインストールしておく。
これは、pip でインストールする前に必要なパッケージであるため、必須である。
Python もジュールのコンパイルに必要なパッケージは「gcc-c++」と「python3-devel」である。
Fedora で必要なパッケージは「GraphicsMagick-c++-devel」と「boost-devel」である。
なお、Ubuntu11.10 以降では「python-pgmagick」というパッケージで提供されており、pip を使用する必要はない。
MacOSX や Windows などでは、本家のサイトを参考にして貰いたい。
pip でインストール
システム全体で、パッケージの様に有効にするためには、root でインストールする必要がある。
$ sudo pip install pgmagick
確認
>>> from pgmagick import Image >>> im = Image('input.jpg') >>> im.quality(100) >>> im.scale('100x100') >>> im.sharpen(1.0) >>> im.write('output.jpg')
一般ユーザーからも、きちんと動作する事が確認された。