Wacom と Wayland

ふと Wacom のタブレットを使っていて、ペンが押されたままの状態になってしまった。

暫く原因が分からずに色々調べていると、Wayland に原因があることがわかった。

今回は、原因究明と対処法などについて解説する。


Wacom ドライバじゃあなかった

取りあえず設定の「ワコムタブレット」で「タブレット」を表示。

うん、問題なく認識されている。

次は原因を探るため「xsetwacom」コマンドを使用すると、次のようなメッセージが出た。

へ? Wayland だと Wacom ドライバじゃない?

仕方がないので「xinput」で調査。

ペンタブレットは「stylus」なので、これで間違いない様だ。

ID が「9」なので、それで状態を確認。

お前かぁ~!!

ドライバは「libinput」を使っている様だ。


Wayland の設定ってどうやるの?

いろいろ調べてみた結果、どうやら Wayland は「/etc/X11/xorg.conf.d/」の影響を受ける様だ。

参考:「Wayland : How do I configure my device on X?

そしてドライバばやっぱり「libinput」っぽい。

参考:「Wayland:Where is the configuration stored?

と言う訳で、「/usr/share/X11/xorg.conf.d/72-Intuos2-wacom.conf」を作って再起動した。

問題はスレッシュホールドだと思われるので、取り敢えずその項目を追加した。

参考のページでもドライバは「libinput」を使用していたので、問題ないハズ。


描き心地を確認

うん、問題ない様だ。


Wayland の設定は Xorg の設定ファイルで行うべし

今回、調べてみて判明したのだが、libinput ドライバには Wacom ドライバを内包していた。これは Wacom ドライバに関してだけでなく、幾つかのペンタブやタブレット、タッチパネルなどにも言える事なので、Wayland の設定は Xorg の設定ファイルで行うのはアリだと思う。(そう言えば cintiq も見た気がする)

Facebooktwitterfoursquare

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です