Windows10 でアップグレードのシステム要件をすり抜ける

Windows11 のアップグレードに関するシステム要件を個別にすり抜ける方法があります。

方法としては、チェックをすり抜ける方法と、インストール時チェックをバイパスする方法です。


レジストリエディタ

検索ボックスで「regedit」と入力


チェックをすり抜ける

AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU

許可されるのは TPM2.0 と CPU チェックだけです。

Windows 11 をインストールする方法

(存在しない場合は「MoSetup」及び値を作成してください)

レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup

名前: AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU

種類: REG_DWORD

値: 1

インストール時チェックをバイパス

インストーラーが表示されている状態で「Shift+F10」でコマンドプロンプトを表示し「regedit」と入力する。(存在しない場合は「LabConfig」及び値を作成してください)

レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\LabConfig

名前: BypassTPMCheck          TMP2.0
      BypassSecureBootCheck   セキュアブート
      BypassRAMCheck          メモリ容量
      BypassStorageCheck      ディスク容量
      BypassCPUCheck     CPUチェック

種類: REG_DWORD

値: 1

ただしココにある値は、対応していないインストーラーが存在します。


GNOME Boxes

一応、新規インストールの場合のみ、GNOME Boxes で Windows11 をインストールする方法は存在する。

How to run Windows 11 in GNOME Boxes (with UEFI and TPM2 emulation)

方法としては

GNOME Boxes でディスク容量を拡張する

GNOME Boxes で TPM2.0 を実装する

メモリやCPU数を調整する

TMPを実装した時と同じように <os></os> 要素に以下を追加。

Fedora の場合

<loader readonly="yes" type="pflash">/usr/share/edk2/ovmf/OVMF_CODE.secboot.fd</loader>

Ubuntuの場合

<loader readonly="yes" type="pflash">/usr/share/OVMF/OVMF_CODE.secboot.fd</loader>

マシンのタイプを次に変更

<type arch="x86_64" machine="q35">hvm</type>

最後にインスーラーでエラーが起こる場合はバイパスする。


VirtualBox

VirtrualBox でも新規インストールであれば、パイパスするだけで Windows11 をインストールする事は可能。

TMP2.0 はバイパスで対応。

VirtualBoxにWindows11をインストールする方法(又はTPM2.0非対応やSecureBoot非対応なPCにWindows11をインストールする方法)

セキュアブートもTPM も不要!?【VirtualBox 6.1.28】アップデートでWindows 11対応したのでインストールしてみる。

一応 Fedora の VirtualBox でも動作した。


参考

Windows 11インストール時にシステム要件チェックをパスする方法

CPUとTPM2.0のチェックを回避してWindows11をインストールする方法

How to Bypass Windows 11’s TPM, CPU and RAM Requirements

How to bypass TPM 2.0 check when installing Windows 11 in a virtual machine

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